愛は心のもとに

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「我らの恋はかの如く」 ゆらめく 恋の花 微笑む 甘き香り 長き冬の旅路のあと 春の陽射しに 包まれた 麗しき 君の顔(かん)ばせ すこやかに 愛の実が 育ちゆ 愛の日々よ 尽きることなく 心歌う 夏の空より 高く蒼く 澄みわたる 君の心根(こころね) うつむいた 夢の色 どこ吹く 秋の空音(そらね) 運命(さだめ)のように たそがれる 知りすぎたるや 言葉もなく 哀しき 君の長影(ながかげ) 儚く 別離(わかれ)雪 凍てつく 朝に目覚める 長き冬の旅路に立てば せつなく咲くや 忘れな草 いとおしき 君の面影
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