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宇「日高くん、ありがとう。…すっきりした!」 と、吹っ切れたような顔で言った。 日「は?すっきりって、俺は全然意味分かんないんですけど。」 と言っても 宇「私がすっきりしたからいいのー!」 と押し切られた。 日「え?宇野さん、本気ですか?…まぁお前はそうじゃなきゃ、宇野じゃない。」 と言いながら、含み笑いをする日高に 宇「ちょっとどーゆうこと?」 と怒ってみせ 日「誉めてんだよ!」 とフォローをした。 宇「まぁいいや。さて帰るか!明日も早いしね。」 日「そーだな。」 別の方向へ歩き出した日高に 宇「あれ?送ってくれないわけ?」 と、送れと言わんばかりのドスの聞いた声で言ってみるものの 日「お前…俺をココまで走らせておいて言うか?」 と呆れ顔で言う。 宇「うそうそ!でも本当、来てくれてありがとうね!」 調子を取り戻した宇野ちゃんに 日「お前、少しは俺に気を使えっ!」 と言うも 間髪入れずに 宇「イヤ。」 とはっきり言う宇野ちゃんに 日「期待してない。」 と分かってると言うかのような答えを返す。 宇「じゃあ言うな!」 宇、日「笑」 そして 日「じゃあ気を付けて帰れよ?」 宇「うん、日高くんも。ありがとね!また明日。」 日「じゃーな!」 と、お互い別々の道を帰って行った。
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