Angel Beats! ーORIGINALー     大山編

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ゆり「…日向くん、最近の大山くん絶対変よね?」 日向「あぁ、最近あいつひとり言とか激しいしな。 この前なんかオムライスに話しかけてたぜ。」 ゆり「今日の大山くんのめくまハンパなかったしね…。 何事もなければいいんだけど。」 ――男子寮―― 大山は自室のベッドで昼寝をしていた。 どうやらかなりの寝不足らしい。 大山「…っ!また…あの夢だ…。」 大山はここ数日変な夢をみている。 ガルデモの岩沢がライブ中に消えてしまう夢だ。 大山の寝不足はこの夢が原因らしい。 大山はなんだか不安でいてもたってもいられなくなった。 大山(…岩沢さんに、このことを伝えよう。) 大山は身なりを整えるとガルデモがバンド練習に使っている空き教室に向かった。 空き教室からはギターやドラムの音が響きわたっていた。 「バンッ!!」 大山が勢いよく空き教室の扉を開けた。 演奏が止まる 大山「岩沢さんっ!」 岩沢「大山…?」 大山「岩沢さん大変です!岩沢さん今日のライブ中に消えちゃいますよ! だ、だから今日のライブは中止してください!」 岩沢「ははっ。 あたしが消えるって? あんた急にどうしちゃったの?」 大山「本当なんです! だから今日のライブは中止して…」 岩沢「それはできない」 岩沢は即答した。 岩沢「仮にあたしが今回のライブで消えるとしても、あたしは今回の作戦を優先する。 消えることを恐れていたら何もすることはできないしね。」 どうやら岩沢は自分の意志をかえる気はないらしい。大山も我に返って自分がものすごく突拍子もないことを言ってしまったことにきずいた。
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