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俺のクラスには楽器を演っている人は少なかった。そして、本当に音楽を聴いている人はもっと少ない。その数少ない音楽を聴いている友人が、当時の俺を見兼ねたのか、あるCDを貸してくれたのだ。
それがBJCの“国境線上の蟻”だった。BJCのベストアルバムである。
借りた時は正直好きになれる気がしなかった。その当時、俺の知っている音楽と言えば、HR/HMか、皆が聴いているような所謂J-POPだけだったのだから。
聴いてみて感想はと言うと……凄く良かった。最初に借りたのがこのアルバムだった事も良かったのかもしれない。遡れば名盤と呼ばれるコアなアルバムもあるが、初心者用としてこのアルバムを選んで貸してくれたのも流石である。
逆に、アルバムを借りた際、交換にと貸した様式美メタルが恥ずかしい限りである。(メタル好きの方には申し訳ないが、俺は今は全く聴かないのだ)
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