ロックスターに憧れて

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 ――2011年7月24日。  俺が山頭火で合わせ味のラーメンを食べていた時だ。  粋な選曲をするラジオから突然聞こえた訃報。  「……ミ……、ワインハウスが亡くなっているのが見つかったとの事です」  はじめの言葉が聞こえなかったのだが、“ワインハウス”と聞いて思い付くのは唯一人。  ――エイミー・ワインハウス。  携帯でWeb検索をかける。するとそれは直に見つかった。それと同時に何だか遣り切れない気持ちに包まれた。  ――そしてこの知らせがエッセイを書こうと思ったきっかけである。  始まりがこんな話題で申し訳ない。
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