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才能を持ったミュージシャンの死を生で感じ衝撃を受けたのはこれが初めてではない。
――エリオット・スミス。
映画“グッド・ウィル・ハンティング”で使用された“Miss Misery”が代表曲。
俺がこういったジャンルの音楽を聞くのは珍しかった。アコースティックギターで奏でるどこか寂しげな天才的なメロディーは、当時の俺にかなりの衝撃を与えたものだ。
――それが2003年10月。突然の訃報。
才能を持つアーティストはいつも繊細だ。そして、エリオット・スミスもその一人だ。
圧し掛かるプレッシャーと自信の喪失は彼をドラッグに溺れさせた。……そして、それは彼に自ら命を絶つという選択をさせる事になる。
だけど、俺はそれは永遠に正しいこと、仕方なかったことだなんて思いたくない。
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