追憶

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「アハハ…なんか融けてきたな…アハハ…」 「既に肉体はないので精神が追いついてきた証拠でしょうね」 「アハハ…もう遊べないのか…つまらない…」 「…つまらないと喚いても始まりは来ませんよ。まぁ私は例外ですからわかりませんがね」 「…アハハ…そういや……アハハ…あの時に話してた話を…教えてよ」 「あの時?ですか?」 「アハハ…君が殺すのをやめたきっかけの話を…アハハ」 「その話ですか。そうですね。参考になるかはわかりませんが、悠久なる時を過ごすのに一興話すとしましょうか…」 「アハハ…」 「あれはちょうど夏の終わりのことでした…」
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