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「こら!!アキ。早くしてよ。」
千穂の声で現実に、呼び戻された。
「ごめん、ごめん。」
「何してたのよ。もぅ。」
千穂は、そう言うと頬を少しばかり膨らませた。
「ちょっと昔のこと、思い出しててさ。」
僕は別に言わなくていいことを
何故か言った。
「変なのぉ、なんで昔のことなんか。
まぁ別にいいけど。」
千穂の歩くスピードが落ち
それに、うつむいていた。
不思議に思ったが
それほど気にも止めなかった。
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