届け。

6/16
前へ
/34ページ
次へ
ある日の夕食の時だった。 父さんはいなかったが 母さんと兄と弟と僕の4人で ご飯を食べていた。 すると母が思い出したかのように言った。 「そーだ、明。 千穂ちゃん引っ越すんだっえねぇ。」 「はっ!?」 わけがわからなかった。 「あらぁ?千穂ちゃんから 聞いてないのあんた!?」 「あ、あぁ。」 僕は終わりかけの ご飯を慌てて口に掻き込んで、 自分の部屋に行った。 「ちょっと!明ぁ、食器運びなさいよ。 ったくもぉ…。」
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加