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ある日の夕食の時だった。
父さんはいなかったが
母さんと兄と弟と僕の4人で
ご飯を食べていた。
すると母が思い出したかのように言った。
「そーだ、明。
千穂ちゃん引っ越すんだっえねぇ。」
「はっ!?」
わけがわからなかった。
「あらぁ?千穂ちゃんから
聞いてないのあんた!?」
「あ、あぁ。」
僕は終わりかけの
ご飯を慌てて口に掻き込んで、
自分の部屋に行った。
「ちょっと!明ぁ、食器運びなさいよ。
ったくもぉ…。」
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