顔が。

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誰にも見つかる事無く、程なく女は目的の神社に着く 張り巡らされた注連縄を潜って一際大きな木へ向かう そこには既に、数十体の人形が串刺しにされていて、蝋燭の火にぼんやりと浮かぶ 女は懐から、長い釘と木槌、そして女物の着物を着せた人形を取り出した そして、人形を木にめり込むばかりに押し付け、釘をあて、そして木槌を振り上げた その時。
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