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「吹雪院…………」
「…………。」
「あ。あのさ俺が言うのも
「良いですわ、同情なんて」
「同情なんかじゃ」
「ねぇ、章刹…少し、ほんのちょっとで良いの……一人にして」
「………分かっただけどな直ぐに帰ってこい」
「!」
少し驚いた様子で顔を上げる
「あ、ありがとうですわ………」
「ほんの少しだからな」
「えぇ」
白雪とそういって分かれたあと
「…………」
「どうしたんだい、章刹君やりきった後みたいな顔をして」
「ッオワァァァァ、ほ。ほ、法織さん」
「驚いた?」
「普通は驚くでしょうよ」
「だよね~」
「ってかアンタ今までどこいっ………」
「どうかした?」
「アンタなら吹雪院の事情とか分かるよな」
「え、あ~、少しだけならね」
「教えてくれないか、多分アイツ教えてくれねぇし」
「う~ん、そういうのは直接本人から」
「頼む」
頭を下げて頼み込む
「………仕方がない少しだけだよ」
やれやれと首を振る
「で、何から聞きたいの?」
「アイツらの過去」
「禁即事項です」
「は?」
「ごめん、言ってみたかっただけww」
「えぇぇぇ。かなりシリアスに進んでったのに」
「いや。うんその私も教えてあげたいけど、口封じされてるからさ」
「!、そうなのか」
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