第5章 少女の涙の訳とは少年よ大志を描き自分の道をススメ

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「兄さまがおかしくなったのは中学で一度病んでしまったから…。」 「病んだから?」 「えぇ」 「でも、誰でも病むもんじゃ」 「……兄さまは完璧主義でしたから」 「…完璧主義」 「えぇ、何でも自分でやれると過信して過信されて…それに兄様は中学サッカー界4大四天王とまで恐れられていましたから」 「ど、どんだけだよ…。 「…私立白露牙嶽中学って聞いたことはあります?」 「!?し、知ってるの何もあの私立銀珀我龍中学とタメはれる程の不良校でもありあの私立花詞鯉御鷹威中学とも並ぶ勉強出切る最強最悪校だろ?」 「えぇ、兄はその白露牙嶽中の出身者であり、その白露中の最強の不良でありサッカー部部長兼エースで会長」 「いっ、ってお前のあ、兄貴は何もんなんだよ!?」 「それが祟り目辺り目毎日喧嘩に喧嘩、学校にも行かなくなって、家に篭りっきりになって学校に行ったら喧嘩して…。」 「なんちゅーバイオレンスな」 「でも兄様はあの時に死んでしまったのだから」 「え?」
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