日曜の目覚め

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「ほら、シャワー浴びてこい。」 まだ眠いのか目を擦りながらベッドから降りてくる。 「そうだ。預かり物がある。」 「ん~、なぁに…?」 寝惚けた声がいっそう子どもっぽさを強調させる。 「こっちはサヤからだ。卵焼きのお礼らしい。」 「わぁ、ラーションの絵葉書だ。」 嬉しそうに眺める手元を覗き込んで苦笑する。
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