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・・・ちょっとだけなら、いいよね?
「...♪ ♪♪ ♪ ♪ ♪♪♪...」
良い歌だ。歌ってて気持ちが良い!
「...♪ ♪♪ ♪ ♪ ♪♪♪...」
この歌は何度でも歌えるよ!
こんな良い歌の楽譜にウイルスが入ってるわけ無いじゃないか・・・あれ?
あたりが一瞬真っ白になって、何も見えなくなったと思ったその瞬間
俺は・・・良く知ったような、初めてくる部屋にいた。
「ここは・・・マスターの部屋・・・?」
すぐに分かった。いつもディスプレイの中から見ているこの部屋は、紛れも無い俺たちのマスターの部屋。
「マ・・・マァースタァー!?」
思わず叫んでしまった・・・。
慌てて駆けてくる足音。多分マスターだ。
「っ・・・だ、誰だお前!?」
「マスター♪俺ですよ!KAITOです!もちろん、マスターの♪」
「う・・嘘だ。信じないぞ・・・。だってKAITOはアプリケーション・・・」
「でも、いるんだからいるんです。マスター♪」
「えぇぇぇええええ!?」
このまま、マスターと一緒にいつまでも幸せにいられるんだと思った。
そう。その時は。
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