第1部「蒼ノ歌」

7/11
前へ
/41ページ
次へ
・・・!? 今のは・・・夢?夢か・・・。 「KAITO・・・お前うっさいぞ。ちゃんと寝ろ!」 「あ、ごめんなさい。マスター・・・」 <ズンッ・・・!!> 「うわぁ!」 「なっ!?なんだ?」 突然地面が揺れた・・・今のは・・・地震?爆発? 「KAITO、テレビつけて来い!早く!」 「はわわ・・・はい!」 <ピッ・・・> 『えー・・・たった今、地震が起きました。震源は・・・いえ、訂正します。火山の噴火です! 全国各地の火山が噴火直前になっていたり、小さな爆発を何度も繰り返しているとのことです!!』 「火山・・・?」 『あ、また入りました情報によりますと・・・あれ?あ、すみません、えっと・・・植物が・・・異常繁殖を始めたとのこと。森が一気に拡大して、道路や建物を植物が破壊している・・・?どう言う事?これ・・・?<ズドンッ> キャー・・-・・--・・・・・・・・<ピーーーーー>』 まさか・・・ まさかそんな・・・ どうしよう・・・俺が、俺があの歌を歌ったせいで? どちらにせよ、このままじゃ危ない! 「マスター!逃げましょう!」 「あ、ああ・・・」 「あ、でもその前に・・・!」 「なんだよ!?パソコンなんかもってってる暇・・・」 「必要なんです!ここに、ここにミクとめーちゃんがいるんです!」 「あ・・・そうか・・・。わーったよ。じゃぁもっていけよ・・・もうぅ・・・これで助からなかったら一生呪うからな!!」 「ご、ごめんなさい・・・」 でも、このパソコンが壊れて、めーちゃんたちがいなくなったら・・・ 俺も...帰る場所がなくなってしまうし・・・仕方ないんです。ごめんなさい・・・マスター・・・。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加