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―避難所到着―
「とりあえず・・・今はここにいるしかないみたいだな・・・」
「マスター・・・ごめんなさい。俺が・・・俺があの歌を歌ったせいで・・・」
「KAITO?」
「いえ、なんでもないです・・・はい。」
「とにかく、今は寝とけ。オレも寝る。もしかしたらまた逃げなきゃいけなくなるかも知れないから、休めるうちに休め。」
「はい・・・。」
・・・
・・・・
「・・・ん・・・いちゃん・・・お兄ちゃん!!」
・・・ミク?
「KAITO!聴こえる?・・・無理かな?」
「お姉ちゃん!あきらめちゃダメ!念じるのよ!精一杯!」
「やってるわよ!!・・・とにかく、KAITO。聴こえていたらいいけど・・・「アオノウタ」「アカノウタ」「ミドリノウタ」の呪い・・・だっけ?の取り消し方が分かったの!と言うか封印なのかもしれないけど・・・。」
「お兄ちゃん!その方法はね・・・。“崩壊の中心”って言うのを探して、その中心部で「アオノウタ」を逆さに歌うの!そしたら全部元に戻るって!インターネットにあったの!」
「KAITO・・・私達はそっちへ行けない。だから、あんたにお願いするわ。どうか・・・この異常事態をなんとかして!今はあんたしかいないの!」
「お兄ちゃん・・・!」
・・・ミク・・・めーちゃん・・・。
その・・・“崩壊の中心”って所に行って、あの歌をさかさまに歌えば良いんだね・・・わかった。
俺・・・頑張ってくるよ・・・。
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