第1部「蒼ノ歌」

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―避難所到着― 「とりあえず・・・今はここにいるしかないみたいだな・・・」 「マスター・・・ごめんなさい。俺が・・・俺があの歌を歌ったせいで・・・」 「KAITO?」 「いえ、なんでもないです・・・はい。」 「とにかく、今は寝とけ。オレも寝る。もしかしたらまた逃げなきゃいけなくなるかも知れないから、休めるうちに休め。」 「はい・・・。」 ・・・ ・・・・ 「・・・ん・・・いちゃん・・・お兄ちゃん!!」 ・・・ミク? 「KAITO!聴こえる?・・・無理かな?」 「お姉ちゃん!あきらめちゃダメ!念じるのよ!精一杯!」 「やってるわよ!!・・・とにかく、KAITO。聴こえていたらいいけど・・・「アオノウタ」「アカノウタ」「ミドリノウタ」の呪い・・・だっけ?の取り消し方が分かったの!と言うか封印なのかもしれないけど・・・。」 「お兄ちゃん!その方法はね・・・。“崩壊の中心”って言うのを探して、その中心部で「アオノウタ」を逆さに歌うの!そしたら全部元に戻るって!インターネットにあったの!」 「KAITO・・・私達はそっちへ行けない。だから、あんたにお願いするわ。どうか・・・この異常事態をなんとかして!今はあんたしかいないの!」 「お兄ちゃん・・・!」 ・・・ミク・・・めーちゃん・・・。 その・・・“崩壊の中心”って所に行って、あの歌をさかさまに歌えば良いんだね・・・わかった。 俺・・・頑張ってくるよ・・・。
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