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なんとなく蒸すような夏休みの夜
それはコンビニでアイスを買って帰る
俺の目の前に転がり込んできた。
シェパードのような姿、頭は3つ
大きさは2メートルを越える。
それが巨人に殴られたかのように
大きな音を上げて俺の目の前へ。
俺はついにゲームと現実の差がわからなくなったのか
いや、もしかしてまだゲームしてるのか
最近の一日のプレイ時間、24分の20時間
そりゃそうなるかと笑ってみた。
「ハハハ、この展開は読んでなかった。」
不機嫌に立ち上がる三首の犬を前に
「にげる」コマンドを連打
『だが、すばやさがたりない』
おいおい、そりゃねーぜ。
俺の装備は氷剣スイカバーとユニクロのふく
ついでに言うならゲーム機(旧世代)の盾、電池駆動
ケルベロス相手には勝ち目はない。
強いて言えば、ケルベロスが炎属性なら
少し属性ダメージがあるかなぁ、みたいな
いや、ふざけてる場合かって
食われるってば。
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