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頭のひとつと目があった。
こんにちは。ではさようなら。
犬畜生に会釈をして
ここらへんで失礼願ったのだが
いらぬ芸を披露してくれた。
お手と言う名の捕縛
なるほどごはんがほしいんですね。
知りません。飼い主に言って下さい
逃げ出そうともがいてみたが
2メートルを越える犬の力には勝てない
いよいよ怖くなって、足掻く、もがく。
意味もなくバタバタと暴れてみせるが
大きな犬の力に成す術がない。
いよいよ牙が迫る。そして肉に喰い込む
「いやだ、いやだ。死にたくないっ!」
火事場の馬鹿力か、俺は犬の手を抜け出して
アイスを買ったコンビニに向け
全力疾走で逃げだした。
しかし、当然犬の方が速い
それはどうやっても覆しようがない。
電柱のと壁の間を抜け
犬が電柱にぶつかり薙ぎ倒す。
歩道専用の鉄橋の下を抜け
潜(くぐ)ろうとするのから逃げ
いよいよでコンビニまでたどり着く
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