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―――ザアァァァ…ァ……
天気はまだ日が落ちてない時刻だというのに、回りは薄暗く灰色の雲が空一面にあった
そこから落ちてくる大きな沢山の水の粒達は天から地に落ちて来ると同時に地面を濡らしていってる
そんな大雨の中、
自分が濡れているにも関わらず一人の男が立っていた
その男のいる場所は死骸の山の真ん中であり、服にどんどん染みて液体化してきている雨にも気にせず空をながめていた
「銀時、探したぞ。」
突然、男の背後から声が聞こえた
その男は細身の体に、こんな戦争真っ最中なのに邪魔にならないかと思う程長ったらしい黒髪をひとつに纏めていた
空を眺めていた男は声で誰が分かったのか、振り向きもせず少し溜めてから
「…ズラか。何の用だよ。」
と聞き直した
、
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