男子生徒F君の混乱

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『まぁいいじゃん。地球の人間ってこういう・・・異世界転生ってシチュエーションが好きなんでしょ?』 まぁそうだけどさ・・・で、理由は。 『元々は『ルル君』には使命とかは無かったんだけどさ、君に使命を与えようと思ってね』 てかさっきの子供俺か! 『その通りだよ』 ・・・・・・・まぁいいや。で、その使命ってのは? 『まぁその世界にも君以外の転生者?でいいのかな。そんな存在が今から教室に現れるんだけど。彼ら二人ともう二人の『主人公』を補佐して欲しい。と言うより殺さないようにして欲しい』 要するに護れって事?俺にそんな技術も知識も力も無いぞ。 『その辺は勿論与えるよ。勿論基盤はその世界の体だからあまり度を過ぎたのは無理だけどね』 じゃあ再生能力と魔力をくれないか。 『魔力なら十分あるよ?内臓魔力は十億』 十億って・・・・・・どれくらい凄いんだ? 『そうだね、その世界で『主人公』になりえる存在の内臓魔力が最大で五億かな』 つまり主人公二人分か・・・ 『魔力はあるから燃費を良くするよ』 よくなるとどうなるんだ? 『主人公五人分くらいになる』 ちょ、おま。 『ゴメン嘘』 だよな。 『主人公十人分』 おい。 『これはマジ』 ・・・え?マジ? 『マジ。あと、七億の魔力は君が緊急時の時にしか発動しない。残り三億は指輪で封じられている』 指輪?・・・ってコレ?右手の人差し指と中指についてる。 『そう、それ。君の普段の魔力が五千。中指が二億。人差し指がそれ以外を封印してる』 外すと魔力が出てくるわけな・・・てかあれ? 『どうしたの?』 確か指輪三つ渡されたよな? その内二つを俺はしてるが・・・もう一つの指輪が見当たらないぞ?首にネックレス無いし。
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