不思議な夢
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天に広がるは白色の雲ばかり。現実ならば鳥の一羽は飛んでいるであろう。 だが一羽たりとも眼前に無い。―と、そんな天に初めて動きを伴う物体が現れた。 僕は必死に腕を伸ばし、それを手に掴んだ。 ―羽?確かにこれは羽だ。だが何故鳥も飛ばないこの空間に羽だけが存在するんだ? 『…ますか?』
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