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羽を掴んで間もなく、何処からか声が聞こえてきた。
だれだ!っと息を吐き出そうとするが出ない。
『アナタは何を望みますか?』
望み?確かに望みと言った。声は高さのある声色だが男性だろう。
誰だが分からんが望みを言えとでも言うのか?
それなら先ず声を出せるようにしてほしいぐらいだ。
『声なら発する事が出来るでしょう。言いたい事を頭で念じなさい。念じは声となり広がる』
念じる?何てオカルトチックな発想だ。僕はこんな超能力紛いに興味があったなんて。
仕方ない、試す程度ならしてみよう。だが決して僕は超能力なんて信じない。
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