【No.XII レイン】の発案

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次に考えたのは主人公である、『レイン』の性格、生い立ち。 でした。私の性格上、物語中に矛盾する点が湧いても登場人物の一人一人に他にはない個性を肉付けしたがるのです。 例えばレインなら……。 最初からエリート暗殺者! ではなく、最初から『人間』でもない『兵器』……、それから人生を通して出会う人々の力や経験を通して上へと成り上がる それ位ねじ曲げた方が、何より書いている側としても面白いし、登場人物自体が『付箋』となって物語を展開させてくれる。 だから『レイン』は最初から、人間ではなく兵器として創り。彼を中心に関係の網を張っていくという方法にしました。 『兵器・レイン』が人間となる為に必要な物・人物……その① 【心を教えてくれる親友】 これはレインが成長・変わっていくのには不可欠な存在かな?と思い立てました。 それが後の『セシル』 セシルの誕生はレインにより創られた!みたいなもんですねww それにセシルには強引な位に、レインを連れまわし、色々な物を見させ、感じ、心を植え付ける。そんな役になって欲しかったのです。 それには、『行動派・楽天的・自由家・自分が一番』とかなりの個性を与える必要がありました。一人の人間なのにレインの分まで心を持て余す様な……。 かなりパワフルな奴が必要だったんです。それが『セシル』 でも先程お話したように、私の性格上。強引に訳ありやオリジナル性を加えたい為……。 セシルには切っても切れない、『心の闇』を創りました。それが『血縁の父・クロード』です 世界中に名の知れた英雄の実子・独り息子。故に世界から存在を疎まれ、欲せられる人材。 その中で『光と闇』の住人達が交錯し、セシル自身も心の闇と戦い朽ち果てる。 レインの前では太陽の様な存在でありながら、彼には決して見せない闇の顔がある。そんなセシルで居て欲しかったのです ここで物語の軸となる二人の男が出揃いました。 実は当初…… 『レインがクロードの息子』という設定もアリかな?と思っていた時期もありました。 でも大きな問題が一つ……。 レインは心がない兵器。親が誰であろうと苦脳する心を有していない。 オーマイガッ!! (;∇;)/~~でした。
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