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「歳は?」
続けて質問が飛んでくる
だから僕は、また事務的に答える
「15」
「……………そうか」
それだけ呟いて、背の高い男はベットに寝っ転がった
静かになったから
次に、興味ないけど僕が質問してみる
「名前、何?」
「ダブリュー」
「…リュー」
「あ?」
「リューでいいか?」
ダブリューとか、長い。
「……勝手にしろ」
「あぁ。じゃぁリューで」
再び静寂が訪れ、僕はリューをチラ見してみる
するとリューは目を細めて、なぜか自分のあの『物』を見つめていた。
なんで見てるのか謎だったけど
僕はとりあえずすることもないから、歳も聞いてみることに
「何歳?」
「18だ」
ふぅん………………
結構若い。
いつからここにいるのかは知らないけど、レベル4をクリアしたのは早い方だと思う
かなりここの暮らしに慣れてるみたいだし、
僕が15っていっても驚かなかった
まぁ、興味ないだけかもしれないけど
けど僕だって。リューにこれといった興味はない。
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