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大夜「任せとけよ雪兎!俺が何としても守るからさ」
雪兎「あ、それは別にいいので鬼が来ないか注意を払って下さい」
大夜「………はい」
大夜が落ち込んでいたが雪兎は無視。商品の紙切れが何処にあるかとキョロキョロ見渡しながら歩いていた。
千里「ししょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっ!!!!」
雪兎「!?」
大夜「うわっ!」
何やら地響きのような揺れを感じたかと思えば廊下を走ってきた千里が満面の笑顔で向かってきた。タックルしてきそうなくらいの勢いだったので避けてしまえば抱き付こうとしたのかそのまま地面に顔面スライディング。
千里「いたたた……何故!?」
雪兎「何故も何も貴方鬼じゃないですか」
千里「鬼じゃなければ抱き付いていいんですか!」
雪兎「んなわけないでしょうが」
手をワキワキさせてゆっくり近付いていく千里。雪兎は下がっていけば彼の前に大夜が現れかばう。
大夜「雪兎は捕まえさせない、俺達のリーダーなんだからな…」
千里「……あ゛?俺が今師匠と親密になろうとしてんのになにしゃしゃりでてきやがる」
さっきまでとは違い明らかな敵意を持っている千里、不良だからこそその怖さを感じながらも大夜は引く様子はなかった。
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