逃怒

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必死で逃げてる自分がいる。 怒りという幻影から… 体もボロボロだ。 疲れ果て、喉も渇き…お腹もすいた それでも容赦なく襲ってくる怒り 捕まりたくない…ただその一心で逃げてるのだが 限界だ…もう捕まる… しかし心の中では2人の自分がいる。 1人は捕まりたくないから逃げようと考える自分 もう1人は捕まったらどう怒りが晒されるか楽しみで仕方ない自分 捕まってしまった 終わった…人生の最期が訪れた。 怒りに震え様々な物を壊し、人もボロボロにし… 心から快感を味わっていて、もっとやりたいと考えてしまっていた…まるで悪魔みたいだ… 誰か…この暴走を止めてくれ…
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