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「そうそう。アクアのナンバーワンのレオさんって人が超カッコいいんだぜ?レオさん見てっと、ホストってスゲーって思…」
楽しそうにバイト先のアクアの話をする悠。
あたしも一緒になって笑いながら聞いていたが、『レオ』という単語に反応する。
レオ…?
レオ。れお。玲音。
「…あぁー!あのムカつくホスト!?」
あたしは悠の話を遮って、突然大声をあげる。
眉間に皺を寄せて、先程マンションでの事を思い出した。
ただの何気ないお隣さんとのやり取り。
…で終わるハズだった。
しかし、あの最後の別れ際のあの仕打ち!
「そういやぁ、アイツもアクアで働いてるって言ってたわね」
突然あたしが大声をあげたので、隣で運転していた悠が驚いてあたしを凝視していた。
「…前見て、前。」
すかさずあたしは前を見て運転するように促す。
「なに、梨亜、レオさんと知り合い?」
今度はしっかりと前を向いて運転しながら、不思議そうにあたしに尋ねる。
「この前話した例のお隣のホスト。一ノ瀬玲音って言うらしいのよ」
『一ノ瀬玲音』という単語を言うだけで、何故か腹が立つ。
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