学生ホールの懲りない面々

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どうやら、クリーグス・マリーネ(ドイツ海軍)をやっている高田君の、BC「シャルンホルスト」、CA「ブリュッハー」のたった2隻が杉山君、尾田君率いるロイヤル・ネイビーの、BB「HMSアンソン」、「HMSハウ」、「HMSロドニー」他、重巡数ユニットを「5」「6」を連発して葬ったらしい。 「ああっ、「深紅の稲妻の深雪さん!」」 ダイスを振る手を休めて高田くんが言う。 「こんにちは!」 弾けるように杉山君、尾田君が立ち上がってあたしに頭を下げた。 「こんちわ、でもその「深紅の稲妻」はいい加減にやめて欲しいって思うんだけど。」 「いや、商学部だけでなく宗教学部の間でも評判ですよ。 何でも同僚の謎のライダー「白狼」と一緒にグリーン・ロードで100台の族相手に壮絶なバトルをやって、負けた族の連中に土下座させ、あまつさえ態度が悪いって、背中に背負った風林火山ばりの木刀で総長を半殺しにしたって。 すごいっす、尊敬するっす。」
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