また明日

再会

祖母のお葬式が終わって自宅に戻った私は、寂しくてやるせなくてまた夜の街に出てしまっていた。

晴彦と別れてから、何とか男性と関わりを持たないように家に閉じこもって耐えていた。仕事もうまくいっていて、ストレスが余りなかったのも手伝ってくれていたのだろう。
それでも何度かは抑えきれなくなった事もあったが、その時は晴彦の最後の顔を思い出してブレーキをかけていた。

でも、もう限界だった。

満たしてほしい。すっぽり抜け落ちた心の隙間を埋めて欲しい。

私の頭の中にはそれしかなかった。セックスをすれば、一時でもこの辛さから解放される。

早く、私を楽にして。