3/4
前へ
/165ページ
次へ
俺、山内瞳(やまうち ひとみ) 俺が生まれた時に、瞳が輝いていたとかなんとかで男子と言う現実を無視して、母ちゃんがつけてくれた、ありがたくて苦難の道を歩く一歩になった名前。   そんな母ちゃんは名前の文句を言える様になる前に、見るからに明るくノー天気な笑顔の写真を残してあの世に逝っちまった。   公園の滑り台の上で降りられなくなって泣いている俺に気づかず、ママ友達と話に夢中になっている所に、スピード違反の車がハンドルを取られて突っ込んで、母ちゃんとママ友達3名は即死だったそうだ。
/165ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加