目醒めの時

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「ソラ、行くよ。」 玄関から元気な声が聞こえてきた。 「はぁーい、今行く。」 ガチャ 「おはようソラ。」 「おはようマキ。」 彼女はマキ 身長163cm、背中まである長い黒髪で男子に人気がある。瞳は黒。 マキは美人なためよく男子から告白されることがある。 ソラも顔だけみればいいほうである。 しかし ソラはマキと違って未だ彼氏をつくったことも好きな人ができたこともない。 つまり恋愛無経験者である。 「じゃあ行こっか。」 「うん。」 (そうだ、あんな夢を見てもいつもと変わらない日々。朝ご飯食べて友達と学校に行って、勉強しておしゃべりして、友達と買い物に行って、家に帰って晩ご飯食べて寝るただそれだけのことだ。深く考えることなんてない。) 二人は他愛もない話をしながら学校に足をすすめた。 学校につくと二人は2-Cを目指した。 教室につき扉を開け挨拶をした。 「おはよう、皆。」 「おはよう、ソラ、マキ。」 今日もいつもとかわらず たんたんと授業が終わっていった。
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