第1章 幻想郷

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彼女は少し驚いたように、 「えっ?なんで分かったんだ?アタシ、あんた初めて見た気がするけど…。」 ちょっと、得意げにからかう。 「得意なスペカは、 ☆恋符『マスタースパーク』だろ?」 答えは… 「…もしや、アタシのストーカーか?」 「違うわぁ!」 逆に、からかわれた…。 「ちょっといいかしら?」 霊夢が切り出しはじめた。 「とりあえず、エイスケ君は何者なの?」 「俺は、普通の高校生で電柱に引っ掛かった風船を…」 俺には見える。 2人の『?』の文字が。 「…とりあえず、まだ休んどいたら?頭を強く打ったみたいだし。」 信用されてないっ! 「ちょっと、いいか?」 今度は魔理沙が切りだした。 「アタシと弾幕勝負しろ!」 ……へ?いきなり… 『ヤブから棒』が似合うな。 「…ゴメン、無理。」 「なんで?」 「高校生だからだ。」 「コウコウセイって弾幕も使えないのかー。まったく、呆れるゼ。」 高校生でも、高校生 じゃなくても使えんわ…。 「…よし決めた。」 魔理沙が囁くのが聞こえた。 「アタシが鍛えてやるゼ!お前が弾幕とスペカが使えるように!」 わー。ありがたくなーい。
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