第1章 幻想郷

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「私は紫様の式神、『八雲 藍』だ。よろしく…。えーと?」 「あ、俺『高倉 瑛介』まぁエイスケで良い。」 「そうか。よろしくエイスケ。」 なんと礼儀正しい 式神さんでしょう。 「こっちの橙は…。」 「藍の式神、紫の式神の式神なんだよな。」 早とちりした俺に藍は、 やはり驚いたみたいだ。 「良く知っているな。」 妖々夢はクリアしたしなぁ。 「本題に入るわよ。ていうか、どうして私がいつも仕切る事になるのかしら。」 生真面目だねぇ。霊夢さん。 「じゃあどうして家に来たのか、詳しく聞きたいわね。」 紫もようやく。 「エイスケ、言いなさいよ。」 「えと、俺はこの世界の人間じゃないのは…分かっているよな。」 「ええ、もちろん。」 霊夢に促されながらも、 話を続ける。 「それで俺は何故、どうやって来たのか。その事で紫が何か知ってないか訪ねた…と言うわけだ。」 「まぁぶっちゃけ。お前がエイスケを拉致ってきたんだろ?」 せっかくオブラートに 包んで話しているのに、 ぶっちゃけ過ぎだ魔理沙。 「…事情は大体分かったわ。」
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