第1章 幻想郷

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つまり俺は『幻想郷』に居たんだ その時の俺は 何も分からなかったけど。 電柱に昇り、降りたら…。 通学路の道路は、石造りの 階段になりその奧には… 「鳥居…?」 風船を空に飛ばした。 澄んだ空に綺麗な赤が飛ぶ。 状況が全く 飲み込めない俺は、石段を上がり 鳥居の方に向かった。 上がりおわると、 賽銭箱と小さな寺がぽつんと 置いてあるだけだった。 「…どこだよここ。」 すると、寺の影から人が…。 軽く身構えたが、すぐに 驚きの顔になってしまった。 「あなた、誰かしら?」 人、 でも人ではない…。 そして、彼女を俺は知っている。 「…は、…はく…?」 「この辺じゃ、見かけないけど?まぁ、良いわ。」 良いのかい。 「私は、博霊神社の巫女。 『博霊 霊夢』よ。よろしく。」 霊夢と名乗る少女は 赤いリボンに、 赤と白の独特な巫女服。 そして… 俺は確信に変わった…。 「あ……えと…。」 「あなたは?」 「お、俺は高倉 瑛介。」 「エイスケね、よろしく。」 握手!夢みたいだ… ん?夢!? もしやこれは…? 「な、なぁ。いきなりで悪いが、俺に夢想封印ぶつけてくれよ!」 どうせ覚めるならスペカが良い!
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