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部屋に戻りダンボールを開けていく。
洋服や化粧品、明日から使う教科書などをそれぞれの場所へ置いて行く。
最後はアルバムなど思い出が詰まっている箱だけになった。
どうしよう・・・。
このままにしておこうか・・・。
と悩んでいると、ビリビリッとガムテープを外す音が聞こえた。
「あとこれで最後だなー。
ん?これアルバムじゃん!!」
優くんがパラパラとめくっている。
そのアルバムはあたしが幼かった頃の写真がいっぱい貼ってあり、まだ家族三人揃っていた時のものだった。
「こうやって見ると、晴夏ってお母さんと瓜二つだよな。」
「そうかな?写真でしかお母さんの顔見たこと無いからからよく分からないや。
それよりさ、どう?この制服!!
明日から通う学校のなんだけど似合うかな!?」
お母さんのことはまだ話せないや。
そう思い、あたしは話題を変えた。
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