第一章 ~誓い~

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夕食後お風呂も済ませたあたしは、窓を開け真ん丸お月様を見上げながら、明日からのことを考えた。 明日からは新しい自分になるんだ。 友達なんていらない。 傷つけ合う関係になるなら、最初からそんなもの無くて良い。 先生だって、信用なんかしない。 どうせ裏切られるから。 周りに弱い自分なんて見せたくない。 同情されたくないから。 あたしは、 一人でだって生きていけるんだ。 そう、誓ったんだ。 自分自身に。 明日からは・・・。 そう思っていたのに。
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