第二章~出逢い~

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ここは◯◯高校。 いつもと変わらない朝を迎えていた。 たった一つのことを除いては・・・。 ガラッ!! 教室のドアが勢い良く開かれ、 一人の女の子が、一つの席を目指して駆け込んできた。 「耕太(こうた)!!聞いた!? このクラスに転校生来るんだって! さっき担任が話しているの聞いちゃったんだ。」 その席の持ち主は耕太。 背が高いひょろっとした男子である。 「マジで!?アズ、どんな転校生か見たの!?男?女?」 面白いこと、楽しいことに人一倍こだわる耕太は話に乗ってきた。 アズと呼ばれた女子は首を横に振る。 「それがさ、職員室で話してるのをちらっと聞いただけだから、どんな子かは見れてないんだよねー。」 アズは内心ドキドキしていた。 転校生ってどんな子が来るんだろ。 女の子が良いな。楽しみだ!! 耕太は耕太で、何かを企んでいるような顔をしていた。
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