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ここは◯◯高校。
いつもと変わらない朝を迎えていた。
たった一つのことを除いては・・・。
ガラッ!!
教室のドアが勢い良く開かれ、
一人の女の子が、一つの席を目指して駆け込んできた。
「耕太(こうた)!!聞いた!?
このクラスに転校生来るんだって!
さっき担任が話しているの聞いちゃったんだ。」
その席の持ち主は耕太。
背が高いひょろっとした男子である。
「マジで!?アズ、どんな転校生か見たの!?男?女?」
面白いこと、楽しいことに人一倍こだわる耕太は話に乗ってきた。
アズと呼ばれた女子は首を横に振る。
「それがさ、職員室で話してるのをちらっと聞いただけだから、どんな子かは見れてないんだよねー。」
アズは内心ドキドキしていた。
転校生ってどんな子が来るんだろ。
女の子が良いな。楽しみだ!!
耕太は耕太で、何かを企んでいるような顔をしていた。
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