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「えー今日からこのクラスの一員となる、立花晴夏さんだ。
授業の進み具合等、分からない部分もあると思うので、皆教えてやってくれ。」
「立花晴夏です。
よろしくお願いします。」
晴夏は作り笑いを浮かべながら、ペコッと頭を下げた。
表面さえ良くしておけば、自分を守ることは出来る。
そんなことを考えながら。
「それじゃあ、席は・・・」
ぐるっと教室を見渡し、小田はある所で視線を止めた。
「渡瀬。」
「はい。」
と、アズが右手を挙げる。
「立花、席は渡瀬の隣だ。」
晴夏は返事をすると、髪をなびかせながら席へと向かった。
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