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とりあえず必要な分だけ荷物を出そうと、ダンボールを探っていると後ろから懐かしい声が聞こえてきた。
「せーいかっ!荷物運び終わった?」
「優くん!!」
「終わったんなら下降りてこいよ。叔父さん、待ってるからさ。」
優くんはあたしの従兄弟。
小さい頃はよくうちに遊びに来てくれて、兄弟がいないあたしはお兄ちゃんができたみたいで喜んでたなぁ。
「久し振りだね~元気してた?
優くんもすっかり大人な男性だね!!びっくりしちゃった。」
「いやいや、そんな昔と変わってないけど(笑)
ほら、下行くぞ。」
そっか・・・。
お父さん来てるんだっけ・・・。
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