第一章 ~誓い~

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とりあえず必要な分だけ荷物を出そうと、ダンボールを探っていると後ろから懐かしい声が聞こえてきた。 「せーいかっ!荷物運び終わった?」 「優くん!!」 「終わったんなら下降りてこいよ。叔父さん、待ってるからさ。」 優くんはあたしの従兄弟。 小さい頃はよくうちに遊びに来てくれて、兄弟がいないあたしはお兄ちゃんができたみたいで喜んでたなぁ。 「久し振りだね~元気してた? 優くんもすっかり大人な男性だね!!びっくりしちゃった。」 「いやいや、そんな昔と変わってないけど(笑) ほら、下行くぞ。」 そっか・・・。 お父さん来てるんだっけ・・・。
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