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「あれが一人娘を日本に置いて行く父親の態度か?フツーもっと心配とかするんじゃないのかなぁ。」
それまで何も言わず、あたしと父のやりとりを見ていた優くんが聞いてきた。
「・・・優くん。あたしの家族のことは何も聞いてないの?」
優くんは相変わらず不思議そうな顔をしている。
「いや、何でも無いよ。うちではいつもあんな感じだから、気にしないで。」
「ま、何かあったら何でも俺に言えよ。これからは一緒に住むんだし、家族も同然なんだからさ。」
「うんっ。ありがとう!!やっぱ優くんはあたしのお兄ちゃんみたいだね!!」
自然と笑顔が出てきて笑い合った。
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