みちくさ

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その怒りはもう尋常ではない。 そこに ゆうからのメールがきた。 『ママ、ゆうが悪いんだよ。 だから、よっちゃんを怒らないでね。 よっちゃんの言うことも その通りってこともあるから。』 寝ていないこともあって 頭が回らない。 ただ、分かるのは この最低男と この空間に居たくないってこと。 もう一度 ゆうと話したい。 「会社から連絡があって、どうしても行かなければ ならなくなったから出かけてくるね。」 「牛丼は?」 「後で。」 「急がなきゃ。」 そう言って あわてて その場を離れることにした。
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