小説風味

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大方の予想はついており、犯人は私の姉だと思われる。奴は一日一回俺に嫌がらせをする事を信条としているように思う。 しかしながら姉よ。せめて切るなら切るでちゃんと調理すればいいのに。食べはしないないが。 私は直ぐにでも姉に対してすぐさまにでも文句言った後、謝罪と賠償を求めたいのだが、姉は彼氏と遊びに行っているらしいので(憎きオレンジ色の物体の下に書き置きがあった)、私はこの胸の中のもやもやを目線の先にあるオレンジ色の物体に向けることにした。 そのもやもやの中には若干のリア充への妬みも入っていることは言うまでもない。
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