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「負けないで、私。…もう一発!」
パァン--
私は焦りながらも、さっきの機械に弾を撃ち込む。
「…っギギ…」
「き、効いてるのコレ!?」
「ぬ、わからん…お、お主あれを見よ!」
竜が見ろと言った所に目を向けた。
そこには…
「な……にあれ…?」
私が弾を撃ち込んだ機械から黒い液体が流れだしているではないか。
「いやっ!」
それはあっという間に辺りに広がりだし―――
「!?」
チラチラッ と 今、…炎が…?
そんな光景に呆気をとられていると、風璃ちゃんの家の屋根から声が聴こえた。
「危ないぞ!こっちへ上がってこい!」
男の人の声?
誰だろう?
どこかで聴いた…
「お主!いくぞ!」
「あ!はい!」
考える暇もなく、私は屋根に向かって飛んだ。
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