滅びのバーストストーリー

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ある人は、いつもと同じように仕事をし… 「おっ!いらっしゃい奥さん!」 またある人は、主婦としての仕事をまっとうしていた。 「今日は息子の誕生日だから、うんと豪華なのがいいわね……これください!」 「おう!やっぱり奥さんお目が高い!」 皆が皆、希望に目を輝かせている。そんな国だ。 だが、またある人は 「ああああああああ!」 やってきた滅びに飲まれていった。 キシキシと音を立ててあるく滅びの使者。 その姿は禍禍しく、そして感情のない人形のよう。 そいつらは、自らの身体を… 「えっとね、あとこ…れ?」 目の前にいた人に刺した。 血が飛ぶ。血がそいつらの身体を汚す。 「お、奥さん…う、うわああああああ!」 だがそんな物は気にせず、ただただ人を殺し続ける。 「な、なんだこいつらは!!これが異国にあるって噂の…」 だって奴らは…機械なのだから。 「機か……は」 殺しても殺しても、まだ殺し続ける。 その身体が崩れるまで…
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