滅びのバーストストーリー

5/6
前へ
/35ページ
次へ
そんなとき、彼女の頭に誰かの言葉が響いた。 「ふぇっ!?な、なにが起きたの?」 突然の事でびっくりしてる彼女に、もう一度その声が響いた。 『こっちだよ!こっちにきて』 「ひゃあ!えっえっ?」 戸惑う彼女。当然といえば当然なのだが、その声はちょっと怒ったように 『早く来てくれ!』 と言った。 「は、はひぃ!」 すると彼女は何故か敬礼をしてから、彼が誘導する方向に走って行った。 「はぁ…はあ。ここ…ですか?」 『ああ、そうだよ。ちょっと待ってて』 息を切らしながらたどり着いた場所は、モールの近くにある小学校だった。 今も授業をやっているので、入ったらまずい気もしたが… 「ま、いっか!」 その一言で、全て解決した。 「それにしても…なんでこんな所に?」 どこにいるかわからない彼に話しかける。 また頭の中に声が響いて来るのか、と待っていたが、声が聞こえたのは予想外の場所からだった… 「ここが、皆から一番近い場所だったからね」
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加