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下校時刻が近づいてきたから私は急いで支度をして階段を降りた。
ピーンポーンパーンポーン…
『2年C組の間宮沙奈さんは至急職員室まで』
「え…?私?」
やだ…職員室に呼ばれるような失態をしたかしら?
急いで職員室に向かう
───ガラガラガラッ
「2年C組の間宮です!」
「おぉ、間宮。お前に用があるんだょ。」
なんだろう…
すると先生の後ろからヒョコっと誰かが顔を出した。
「やほー☆」
「やっ…やっ…八神優我!!」
何でコイツがここに!?
「コイツに勉強を教えてやってくれ。」
「えぇ!?八神優我にですか!?」
嫌だ、そんなのまっぴら御免だ。
「よろしくね…沙奈ちゃん」
やだ。
いゃ、でも断ったら成績が…
「じゃぁ、よろしく頼んだ。」
「ちょ、先生待って下さい…んっ!?」
八神優我が私の口を手で塞ぐ。
「拒否権なしだょ?先生から頼まれたらやらなくちゃ♪…ね?間宮沙奈さんww」
「んんーっ!」
嫌だぁぁぁぁぁー!
誰か…助けて下さいっ!
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