第2話 駅から自宅へ

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広場には避難している人たちでいっぱいいた。 平日の金曜日なのに、団地にはこんなに多くいたんだね。 でもね、避難している広場でも液状化現象が起きていて水溜りがいっぱい・・・ おばあちゃんになった直美は、ベンチに座っていた。 「大丈夫?」 「うん、長く歩いたからかもしれないけど疲れちゃった」 少し俯き加減で話す直美・・・ 「そう・・・」 直美になったおばあちゃんは、申し訳なさそうに言った。 若い身体のためか、なかなか疲れる様子も感じない。 返って ジッ! っとするのにも厭きてきて、どこかに行きたい感じだ。 でも、自分になった孫を置いて行くことは出来なかった。 そして夕方になった頃、直美の両親が帰ってきて、お互いの無事を喜んでいた・・・
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