第2話 駅から自宅へ

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あれから結局卒業祝いを買うのをやめて、直美の家まで歩いて帰ることになったの。 モノレールは止ったまま、点検等により運行中止になりました。 途中見かけたJRの駅はシャッターで閉められ、これから電車に乗ろうと待っている人たちでいっぱいでした。 無事を知らせようとしたけど、公衆電話には長い列があって、必ず連絡が付くわけでもないので諦めたの。 あの駅から自宅まで普通に歩いて30分、余震が続いていたので休みながら進んで行ったので結局50分もかかった。 その間2人は、これからのことを話し合っていた。 まず 一緒に倒れてみる、元に戻らなかったら しばらくの間、お互いの身体で生活してみる の2案がでた。 一緒に倒れることは外では危険なため、自宅で試すことになった。 残りの自宅に着くまでの時間は、お互い最低限必要なことを話すことになった。 でもおばあちゃんは若い身体に移ったので、学校のことなどを聞いているうちに脳から湧き出るように思い出し、直美が説明する前に自分から「こうだよね?」って言えるようになり、説明してもらう必要がなくなっていた。 反対に直美のほうは、身体が年のせいか脳からの思い出しもなかなか出来ず、説明されても何回か聞かないと覚えるまでにはいかなかった。 やっと自宅が見えてきたけど団地の目の前にある広場では、まだ避難している人がいっぱいいた・・・
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