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上りホームへ着いて暫らく経つと、モノレールがやってきた。
「おばあちゃん あそこの座席が空いているよ」
「はいはい」
おばあちゃんと直美は、車内中心にある長椅子の座席へ座った。
乗車後1つ目の駅を発車して暫らく経ったとき、大規模な災害が発生した・・・
グラグラグラ・・・
「ねえ おばあちゃん このモノレール揺れているね?」
「もともと 揺れるもんだけど、いつもとはちょっと違うようだね~」
段々 揺れが激しくなるモノレールの車体・・・
ゴン! ゴン! ゴ~ン! ゴン! ゴン!・・・
外を観ていた乗客が
『で 電柱が揺れているぞ・・・』
その声を聞いた他の乗客は
『キャアアアアー キャー キャー』
『うえ~ん うえ~ん』
『ママ怖いよ~』
車内に居た女性や幼児が一斉に叫んでいた。
揺れは益々激しくなっていく・・・
『お客様に連絡します 司令室からの連絡によると大きな地震が発生した模様です、当電車は次の駅で停車します』
進行方向を見ると、あともう少しで駅に着くまで進んでいた。
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