名は劉封

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ここは下ヒの城 呂布は劉備曹操の連合に苦戦をし、ついに徐州城と小沛城を奪われた。 残るは下ヒの城のみとなり、城は囲まれ脱出は困難であった 劉封「うん?ここはどこ? うっ、頭が痛い」 呂布「気がついたか、どうだ具合は?」 劉封「…大丈夫です、あなたは?」 呂布「俺は呂布だ、お前覚えてないのか?」 劉封「はい、私は…劉封、それしかわかりません」 呂布「おい、陳宮を呼べ」 陳宮とは呂布の軍師である 曹操を窮地から救ったこともある 初めては曹操に仕えていたが、曹操のやり方に嫌になり、呂布と手を組んだ。 陳宮「お呼びですか?」 呂布「陳宮、こちらは劉封という、陳宮よ…」 呂布に手招きされた陳宮は呂布に、劉封の事を聞いた 記憶を無くしたことも 呂布「陳宮よ、劉封を俺の養子にしようと思うがどうだろうか」 陳宮「よろしいのではないでしょうか…しかし、記憶が戻った場合はどうなさるおつもりですか?」 呂布「大丈夫だろ! 劉封よ、俺の息子にならぬか? 俺には息子はおらん、お前も記憶を無くし父がわからん。 記憶が戻り父を思い出せば、父の戻に帰ってもよい 別に呂を名乗らずそのままでもよい」 劉封「…わかりました、記憶が戻るまでなら」
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